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2006年9月30日

X-メン(2000)

 

主演 ヒュー ジャックマン

 

今日も続いている映画シリーズの第一作。どうして観ようと思ったのかは忘れてしまったが、出来映えが良くて、その後のシリーズのほとんどを観ることになった。

この映画は、いちおう子供用の作品だと思うが、おそらく好ましい影響はない。でも、こんな作品は劇場主が小さかった頃は最高の娯楽作品と考えたろう。怪しいSFが大好きだった。非常に猟奇的なシーンはないのだが、殴る、蹴る、切る、溶かす?電撃を喰らわせるなどは当たり前の作品。野蛮ではある。

 

大人が見るぶんには、恋人、友人といっしょか否か、その性別を問わず、おもしろい作品だと思う。野蛮ではあっても、娯楽を狙ったことが分かる程度の野蛮さ。作り手が異常人格を疑われるような作品ではない。

 

Ⅹ-メンはもともと人気コミックが原作だそうだが、今日に至るまで実物のマンガを見たことはない。アメコミはセリフが多くて独特の間があるので読むと疲れると分かっている。テンポが違う。

映画は多数作られているが、パート1が最も雰囲気が出ていると思う。超能力者の苦悩がテーマのひとつになっていて、ドラマとしても訴えかけるものがある。おそらく監督の性的嗜好ゆえの疎外感が関係しているのかも知れない。 静かに始まり、途中も安っぽいアクション全開ノンストップという作りでないのが良いところ。

 

でも、やはり一番の見どころは超能力のシーン。もともとのアイディアもいいし、その能力の表現もよくできている。中でも見ていて一番面白いのは、全身うろこのミスティークというキャラクターでしょうか。全シリーズで活躍しているようだ。

 

各キャラクターが空中で見せるアクションについては、シリーズ第2作と比べるとワイヤーアクションに慣れていないのか少々ぎこちない動作も見られるが、作品としては第1作が最もまとまっている。後は、方向性が少しずついじられ、活劇に向かっているようだ。

 

主演のヒュー ジャックマンは表情が良く、舞台劇でも通用するような迫力を感じさせる。異質な存在であることの苦悩を、よく表現できていると思う。この作品で有名になった彼は、その後さまざまな映画で活躍している。アクション映画もコメディも、日本のCMも、そつなくこなしている。

逆にファムケ ヤンセン演じるキャラクターは表現しにくい能力のためか、イマイチ魅力に欠けている気がする。同じように分りにくい能力のアンナ・パキンは境遇を可哀そうに感じられたので、描き方のせいかも知れない。 ハル・ベリーも演技というか、動作に不自然さを感じた。アクション映画だから、基本的に迫力のある俳優のほうが似合うのではないかと思う。

良くできた作品だと思う。もちろん大感動作ではないけれど、単純なCGものに止まらないドラマがある。

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