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2006年9月30日

バックマン家の人々(1988)

主演スティーブ マーチン

印象深い作品。おそらくDVDではなく、ビデオで鑑賞したはず。家族の映画として最高だと思うんだけど、この作品は子供にはちょっと見せにくい感じ。恋人と見るとエッチな爆笑シーンがあって盛り上がりそう。

爆笑とともに、しんみりするシーンもあり、ハートウォーミングなコメディの狙いが上手く実現できていると感心する。いろんな要素が盛り込まれた作品だが、一貫して暖かい製作者の視点が感じられる秀作。

この作品を知らない人は多い。確かにメジャー作品ではなかった。日本ではスティーブ・マーチンの映画の多くがそうだ。キアヌ・リーブスも出ているので、キアヌ主演として強調すればもっとウケるかもしれない。ただしこの頃の彼は、変な歩き方をするバカな人物の役柄だから、その後ヒーローになるとは想像できない。

ちなみに人類のヒーローになってからも、彼の走り方だけはおかしい。

スティーブ・マーチン演じる主人公と家族、主人公の姉と家族、弟達の家族、父親、それぞれが問題でいっぱいです。たくさんの問題があって、ここではとても説明できないくらい複雑なのだが、よく考えた話ばかりで、各々が笑える。主人公も「何でこう次々問題ばかり起こるんだ。何でうまくいかないんだ。」と嘆くのだが、父親やおばあちゃん達が実にいいセリフを話す。それに劇場主は癒やされた。

それにしても問題の数々を混乱しないように良く整理して描けたなと、それだけでも感心する。脚本家と監督、編集者などが、それぞれ優れた能力を持っていて、さらにその意見も集約できないとできないこと。

主演のスティーブ・マーチンは、もとはテレビ出身のタレントで、チェビーチェイスなどとギャグを飛ばしていたらしいが、リトル ショップ オブ ホラーズのサディスト歯医者役あたりから映画にもたくさん出ている。おそらく、本国では日本でより評価が高いはず。彼本来の味は、もっと過激な役で出るのかもしれないが、この作品が彼の最高傑作ではないかと、個人的に思う。

ちなみに私の家族も、この家族と似て問題児ぞろいですから、この作品を見ると少しだけ安心できる。ジェットコースター(落差500メートルの)に乗っているような苦闘の毎日なんですが、ジェットコースター的人生もいいと最近は諦めている。諦めながら、それなりに楽しい人間生活を送っております。 (2017.05.24改編)

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