映画評

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2006年9月23日

ディック トレイシー

監督 主演 ウォーレン ビーティー

この映画は、あまり知られていないようだが、かなり面白い映画。もともとはアメコミが原作らしい。そのため、映像の基調となる色彩や線がマンガチック。キャラクターもマンガのままだろうと思える、グロテスクなメイクアップをして登場している。

子供が見て良い作品なのかは微妙。血がドバドバ出るような場面はないが、殺人鬼たちが愉快そうに人を殺しるので、いい影響はないかも知れない。恋人と見るのは、結構いい感じと思う。何となく古めかしく懐かしい雰囲気の映画だから、かえって若い人が見ると面白いのではないか。でも好みが分かれるような気もする。スピーディーなアクションが好きな人には退屈な映画。リアルさを求めたら、この映画はとても見ていられない。

監督と主演は、ウォーレン ビーティーで、これぞ“映画人!”と言うべきキャリアの持ち主。古くは「草原の輝き」の頃から40~50年も活躍していて、もうあきれるほど。監督と主演を兼ねることが多いようで、よくアイディアが枯渇しないものだと感心する。きっと、この人の伝記映画が作られる日も近いだろう。

歌手のマドンナが共演しているが、役柄が合ってないように私には思える。マドンナの得意なジャンルの曲は歌えないから、彼女の魅力が引き出せていないと感じるが、この作品はウォーレン ビーティーのワンマン映画だから仕方ないかも知れない。

アル・パチーノ演じるギャングがこの映画で一番の魅力的なキャラクターで、本当の主演だと言える。マンガチックにオーバーな身振り手振りで、たぶん本人も楽しみながら演技しているように見える。あらすじは最初から分かりきっているから、別に先を心配する必要はない。安心して、ちょうど水戸黄門を見るようなつもりで楽しめば良いと思う。そんな作品としては、最高の出来映えでは?(2017.05.21改編)

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