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2006年9月23日

チャーリーとチョコレート工場

この映画は、家族、友人、子供など誰もがそれなりに楽しめる映画だと思う。

原作は相当昔に書かれたものだそうで、アニメ映画が以前にも作られていたらしい。劇場で鑑賞。日本では作られにくいタイプの話のように思う。

ストーリーは、とにかく謎のチョコレート工場を探検するという内容で、ウンパー・ルンパーという傑作なキャラクターが登場して、ダンスやら歌を交えてメチャクチャな活躍ぶり。ウンパー・ルンパー役の俳優は、ネバーエンディングストーリーにも登場していたが、いったい何者か? 体型といい表情といい最高。

話の最後の方には、家族の信頼のようなテーマも少し出てきて、ちょっと映画を締めるようだが、全体的なバランスから言えば、とって付けたような印象。中心はウンパー・ルンパーの活躍ではないか。

監督のティム・バートンは、「バットマン」や「シザー ハンズ」で有名な人だが、独特の感性の映画を作る。 

この映画では、基調が原色ギラギラの派手なセットと、ありえないくらい壊れかけた薄暗い家のセットが非常に対照的に使われている。カメラワークや場面の移り変わりなどは間延びしたようなところが全くなくて、上手に編集しているなと感じる。今までの作品でもそうだが、アップを中心としたテレビ用のドギツイ演出のような気がして、監督のセンスに関しては、私はあまり理解できない。

主演のジョニーデップも、最近はとぼけた演技のほうが中心。彼が「ショコラ」のワイルドなお兄さんと同じ人とは思えない。怖いギャングと、妙なオトボケ人間を定期的に演じ分けている。その演技力はたいしたものだと思う。 今回は話しかけられた時の反応がおかしく、何を考えているかさっぱり分らない主人公を演じていて、存在感は凄い。

この作品、家族の皆で見ていて気がついたが、笑い方が個々で違う。わがままな子供が懲らしめられる場面では、私は「ちょっと、やりすぎじゃない?」と感じて笑えないが、いつも子供に手を焼いている家内は恐ろしいくらい笑っている。もともと残虐なのか?

子供達はゲラゲラ笑ったりシラケたりで、てんでバラバラに反応。 同じ家族でも、感じ方はいろいろ。それに、そもそもこの映画のユーモアのセンスは、日本人とは異質のものと思う。(2017.05.22改編)

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