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2006年9月26日

レモニー・スニケットの世にも不幸せな物語(2004)

 

主演 ジム・キャリー

 

 

この作品は子供も大人も楽しめる。大きくなった娘も、いまだに時々思い出して懐かしいと言う。大人だけで鑑賞しても、そんなにつまらないとは感じないのではないか?

 

 

悪人は登場しているが、どぎついシーンはなく、笑える。殺人者がユーモラスに描かれている点を問題視する人もいるかもしれないけれど、通常の感覚では問題ないと思える。

 

 

原題には、原作者のレモニー・スニケットの名前が入っている。3人の子供達が親戚の伯爵に預けられることになるが、この伯爵が遺産をねらっているため、当然ながら子供達に次々と危険がせまる。兄弟が力を合わせて、危険をかいくぐることができるかというのが、作品のあらすじ。その描き方がポイントだった。

 

 

悪玉を演じるのはジム キャリー。当時のスターだ。いつのまにか、彼を観なくなってしまった。当時は本当に凄い人気で、出演=ヒットの状況だったのに、あの際だったキャラクターが災いしたのだろうか?

 

 

メーキャップも派手で、独特のオーバーアクションで、気味の悪い人物を演じている。今回は特に演技がオーバーだが、派手であればあるほど作品の雰囲気に合っているように思う。彼でないとできない顔芸が、この作品の魅力のひとつと言える。

 

 

オーバーな芸風のタレントは、人気の維持が難しい傾向は感じる。流行も早いが、飽きられるのも早い。日本でも人気芸人の一発屋がたくさんいたが、派手な芸風は消耗が激しいようだ。

 

 

タレントの特性は除いた作品全体の企画としても、この作品はよく考えてあった。子供達にしかけるワナも奇想天外だが、それに対する兄弟たちの逃れ方がまた面白く、これもこの映画の見どころ。

 

 

この映画の色調は黒を基調にしている。当時、なぜかこれと似た色調から始まる作品が多かったような気がする。お互いに真似をしていたのか、もしかすると同じプロダクションが製作しているためか?製作者達を調べてみると、プロデューサーが共通している場合もある。似てくるのも当然か?

 

 

この映画では、特にイントロなどが人形劇風で趣向をこらした感じ。また、変な目玉のマークが話のポイントになったが、後半の方で意味が分る仕掛けになっていて、このへんの「なぞかけ」も、お約束のようですが良くできていた。

 

 

どこかの国の古い童話に、似た話があった気がする。ヨーロッパの童話は結構怖い内容が多く、しかも各国で少しずつ脚色が違い、おそらく古い時代の伝承から発生していると思うのだが、この作品も童話の人気シリーズを脚本化したそうだから、その流れのひとつだったのだろう。

 

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